
こんにちは!今回はらぎが実際に行った無印良品 南乗鞍キャンプ場について、詳しくレビューしていきたいと思います。嘘なし、本当に思ったことをお話ししていきます。
無印良品 南乗鞍キャンプ場とは?
無印良品 南乗鞍キャンプ場
無印良品 南乗鞍キャンプ場は、2001年に開設され、**約100万㎡(東京ドーム約21個分)**もの広大な敷地を誇るキャンプ場です。長野県木祖村に位置し、標高1,600mの高原地帯にありながら、森林・草原・渓流・湿地・池など多様な自然環境が共存している、まさに「手つかずの自然に包まれたキャンプ場」です。
主な特徴は以下の通りです(※公式サイトより抜粋・要約)
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サイト数:85サイト以上(林間・草原・高台などさまざまなロケーション)
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ペットOKの区画もあり(※一部除外エリアあり)
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車乗り入れ可能なオートサイト多数
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清流の沢での川遊び、森の散策、天体観測など、自然体験が充実
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キャンプ場内には炊事棟、トイレ、露天風呂が設置
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サニタリー施設もあり、女性や初心者も安心
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キャンプ初心者に向けた講習会やワークショップも過去に開催
また、施設内には**予約制の貸出用品(テント、焚き火台、調理器具など)**も充実しており、手ぶらキャンプも可能でした。

無印良品 南乗鞍キャンプ場の詳細情報と閉鎖のお知らせ
2024年7月、らぎも訪れた無印良品 南乗鞍キャンプ場(岐阜県高山市高根町子ノ原高原)。大自然の中に広がる広大な敷地と、環境を大切にした設計が特徴的なこのキャンプ場は、多くのキャンパーに愛されてきました。しかし残念ながら、この南乗鞍キャンプ場は今シーズン(2025年9月28日)をもって閉鎖されることが決定しています。
公式サイト:無印良品 南乗鞍キャンプ場 閉鎖のお知らせ
なぜ閉鎖されるのか?運営終了の背景
無印良品を展開する株式会社良品計画によると、南乗鞍キャンプ場の閉鎖は**「近年の気象状況の変化および施設の老朽化などの影響」**が理由とされています(出典:南乗鞍キャンプ場|閉鎖のお知らせ)。1996年に開業し30周年を迎えたこのキャンプ場ですが、近年の気象状況の変化および施設の老朽化などの影響により、今シーズン限りでの営業終了を決断されたようです。
すでに2025年シーズンの予約受付が始まっており、9月28日(日)を最終営業日(最終宿泊は9月27日)として予定されています。最後の思い出作りに訪れるキャンパーも多く、特に夏〜初秋にかけての予約は混み合うことが予想されます。
実際にキャンプしている様子はこちら↓
木陰/展望サイト【F-7】に泊まって分かった魅力と注意点
F-7サイトの場所と雰囲気
今回宿泊したのは、無印良品 南乗鞍キャンプ場のF-7という木陰エリアのサイト。初めてこの場所に足を踏み入れたとき、「あ、これはソロキャンプに最高だ」と思いました。まず、背の高い草木に囲まれているため、サイトの外から中が見えづらく、隣のサイトの様子もほとんど気になりません。立ち上がって意識しないと隣がどこか分からないくらい。車をサイト入り口に停めると、その車がちょうど目隠しになってくれて、外からの視線を自然と遮ってくれる構造になっているのもありがたかったです。
サイト全体は林に囲まれていて、木漏れ日が程よく差し込んでいました。サイトの3分の1くらいは常に木陰になっていたので、夏の暑さを和らげてくれるのも魅力。ただし、地面は小砂利が少し混ざった草地で、5〜10cmほどの雑草がかなり生い茂っていました。真ん中だけは少し土が見えていたので、おそらくよく使われている場所なんだと思います。
テントを設営するには十分なスペースがあり、ソロ用テント+タープくらいなら余裕。公式サイトでは「デュオ」がメインと記載されていましたが、ソロキャンパーがゆったり使うのにも贅沢な広さです。
ただ、車道からサイトへの進入路は、草が生い茂っていて車のボディに触れる程度の幅なので、気になる方は事前にボディカバーをしておくといいかもしれません。

気候・天候・虫の様子(7月上旬)
正直に言います、虫は本気で多かったです。耳元をずっとブンブン飛び回る音が絶えず、とくにアブと蜂が厄介で、気を抜けないレベル。私は虫除けスプレーを持っていったのですが、安いスプレーでは1〜2分で効果が薄れてしまい、すぐに虫が寄ってくる感覚がありました。これから無印良品 南乗鞍キャンプ場に行く方には、ディート配合の強力な虫除けや、虫よけ線香、着るタイプの虫よけウェアなど、万全の対策をおすすめします。
特に驚いたのが、芋虫系の虫がテントや車にくっついていたこと。おそらく木から落ちてきたのでしょう。自然の中でキャンプしてるんだなと実感した瞬間でもありますが、虫が苦手な人にはちょっとつらいかもしれません。
そして気候。これも予想外でした。日中(朝〜13時ごろ)は陽射しが強く、半袖でちょうどよかったのですが、13時のチェックイン後、テントを設営している最中に天気が急変。15時頃には本降りの雨になり、夜中は雨音で眠れないほどの強さになる時間帯もありました。山の天気は本当に読めません。7月でも夜は気温が20度を下回ることがあり、寒がりならぎは薄い毛布を持って行けば良かったと後悔。寝袋だけでは朝方に少し冷えを感じました。
7月時期に標高の高い場所でキャンプする初心者の方は、寒暖差への備えも忘れずに。防寒着を持っていかないと本当に後悔します。ほんとに寒さを感じます。

静けさと環境(音や明るさ)
F-7サイトの最大の魅力は、その静けさでした。周囲には誰もいなかったこともありますが、まるで**「音がない世界」にいるような感覚**になりました。聞こえてくるのは、風の音、鳥のさえずり、虫の羽音だけ。人の話し声や車の音が一切ない環境は、都市ではまず味わえません。
一方で注意したいのが明るさ(というより、暗さ)です。サイト内には照明が一切ないため、夜は本当に真っ暗。自分の持ってきたライトがすべてで、私はランタンを2つ持っていきましたが、正直それでも足りないと感じました。トイレや炊事場には照明がありますが、サイトに戻ると雨の影響もあって視界ゼロになるほど暗くなりました。ヘッドライトや明るめのLEDランタンを3つ以上持っていくのが安心です。

施設・設備レビュー|初心者ソロキャンパー目線で見た使い勝手と注意点
トイレ事情|自然の中での現実と、備えの大切さ
無印良品 南乗鞍キャンプ場のF-7サイトからトイレまではおよそ100mほど。キャンプ場の広さを考えると、それほど遠くはない距離です。ただ、実際に使ってみて感じたのは、「設備として使えるけれど、快適とは言いがたい」という点でした。
ここのトイレは水洗式ではなく“汲み取り式”タイプ。要を済ませた後は、自分で設置されたホースのような“水ガン”で便器内を洗い流すスタイルです。この形式自体が初めての人も多いと思いますし、正直ちょっと戸惑いました。慣れてしまえば機能的には問題ないのですが、トイレ内の“におい”はかなり強め。入った瞬間からツンと鼻につく臭いがあり、個人的には小学校時代の公園トイレを思い出しました。もちろん、誰かが流し忘れたとかではなく、構造上どうしても臭いが残ってしまうんだと思います。
また、虫の死骸が便器の周りや床に落ちていたり、トイレ内を小さな虫が飛んでいたりする場面も。この点については自然の中にあるキャンプ場という環境を考えれば仕方ないとは思いつつも、虫が苦手な人や清潔感を重視する人にはハードルが高いかもしれません。個人的には「我慢できないほどではないけれど、あまり長居したくない場所」という印象でした。
無印良品 南乗鞍キャンプ場のトイレ設備は“自然と共存するキャンプ”を感じられる場所とも言えますが、初心者の方には事前に覚悟と準備(たとえばウェットティッシュや除菌スプレー、携帯用トイレシートの携帯)をしておくと安心だと思います。

洗い場とゴミの扱い|想像以上に便利で、ありがたかったポイント
一方で、洗い場やゴミの管理については非常に使い勝手が良かったと感じました。まず、受付時に透明なゴミ袋を受け取ることができ、それに可燃ごみをまとめて出すことが可能です。これはキャンプ初心者にとって本当にありがたいポイント。生ゴミはもちろん、トレーや紙皿、使い終わったウェットティッシュなどもまとめて処分できるので、サイトで出たごみをどうしようか悩まずに済みます。
さらに、ゴミの分別ルールもわかりやすく、サイト内に設置された案内板や受付でしっかり説明してくれるため安心感がありました。注意書きに「空き缶や空き瓶は洗ってから捨ててください」とありましたが、ゴミ捨て場のすぐ横にしっかりと洗い場が2箇所設置されていたので、忘れてもすぐに対応できます。この動線がしっかりしているのは、初心者には本当にありがたいです。
また、使わなかった薪や燃え残った炭なども分別して回収してくれる点も好印象でした。「持って帰らなきゃいけないかも…」と心配していたので、これには安心。サイトで片付けをしているときに出た“ちょっとしたゴミ”を、そのまま受付横の回収所にまとめて出せるというのは、本当に助かります。
全体的に見て、洗い場やゴミ捨て場の整備はとても行き届いていて、特にソロキャンプや初心者キャンパーには「親切設計」と言えるレベルだと思いました。受付で配布されたゴミ袋がしっかりして破れにくい点も高評価ポイントです。

サイトの広さと車のアクセスについて
今回宿泊した「無印良品南乗鞍キャンプ場」の林間サイト【F-7】ですが、率直に言ってソロキャンプには贅沢すぎる広さでした。公式にも「デュオ利用を推奨」とされているサイトではありますが、ソロでも余裕がありすぎて逆にどうレイアウトを組もうか悩んだくらいです。テントとタープを張ってもスペースにゆとりがあり、荷物を広げても窮屈さを感じません。キャンプ場によってはソロだと狭くて周囲の物音が気になることもあるのですが、ここは草木で仕切られていて隣が見えないので本当に快適でした。静かに、そしてゆったりと自然を楽しみたいソロキャンパーにはぴったりの環境です。
アクセス面についても触れておくと、今回は普通車でアクセスしましたが、全体的にスムーズでした。ただし、キャンプ場に近づくにつれて山道に突入するので、そこからが本番という感じ。勾配もそこそこあり、まさに“登っていく”という感覚が続きます。舗装はされていますが、ところどころ路面が荒れていたので、運転には注意が必要です。ナビではうまく表示されなかったので、Googleマップのナビに切り替えて現地を目指しました。看板もいくつかあり、道は迷わずに済みましたが、看板はやや小さめなので見逃し注意です。
道中は交通量の多い高山市街地を抜けていく形になります。その後は本格的な山道で、カーブが連続する細い道が続くので、対向車にも気を配る必要があります。特にキャンピングカーやバンのような大きな車だと少し運転しづらいかもしれません。とはいえ、自然の中の静かなキャンプ場を目指していくワクワク感はしっかり味わえます。

スタッフの対応とサービスについて
受付に到着したのはチェックインの30分前。少し早すぎたかなと思いながら向かったのですが、受付は快く対応してくれて、時間までのんびり過ごせるようにしてくれました。こういった“ちょっとした配慮”が、初心者にとっては本当にありがたい。キャンプにまだ不慣れな私の雰囲気を察してくれたのか、スタッフの方は丁寧かつ親切に説明してくれて、なんだかホッとしました。
受付では、可燃ゴミ用のゴミ袋、クマ避けの鈴、場内マップ兼サイト使用許可証をセットで受け取りました。クマ避けの鈴は初めての経験でしたが、「本当にここは自然の中なんだな」と実感する瞬間でした。場内マップも見やすく、サイトの場所もすぐに把握できました。サイトに向かうときに少し迷ってしまいましたが、場内マップのおかげですぐにサイトに辿り着くことができました。
何よりも印象に残ったのは、スタッフの方の丁寧さと人柄の良さ。マニュアル通りではなく、こちらの表情や言葉に合わせて自然に接してくれる姿勢が印象的で、「またこのキャンプ場に来たい」と思えた大きな理由の一つになりました。ソロキャンパーや初心者にとって、「人の優しさ」は道具や設備以上に重要かもしれません。

実際に行ってわかった注意点まとめ
さて、実際に現地でキャンプをしてみて、「これは事前に知っておきたかった!」と思う注意点をいくつか挙げておきます。特に**無印良品南乗鞍キャンプ場は“自然との距離がとても近いキャンプ場”**なので、その分の対策が必要になります。
まず、虫の多さは想像以上でした。標高が高い分涼しいのですが、それでもアブや蜂、ハエ、さらにはテントに毛虫がついていたりと、虫との距離も近いです。市販の虫除けスプレーだけでは足りず、虫除け線香やポータブル蚊取り器のような“対策を重ねる工夫”が必須です。油断していたらぎは、虫が耳元でブンブンする音にかなりストレスを感じました。虫が苦手な方は、なおさら念入りな対策を。
次に、夜は本当に真っ暗。林間サイトということもあり、月明かりも木々に遮られて届きづらく、懐中電灯やランタンがなければ何も見えないほどです。私が持っていったライトは2つでしたが、結果的には3つ以上あった方が安心でした。トイレまでの移動も暗闇の中なので、懐中電灯は必須。道が整っているとはいえ、夜間は視界が悪くて不安になります。
また、天候の急変には本当に注意です。チェックイン直後は晴天だったのに、テント設営を始めた途端、空が暗くなり急に雨が降り出しました。これが“山の天気”かと身をもって体感しました。7月にも関わらず、夜は予想以上に冷え込み、寝袋だけではやや寒く感じました。カイロまでは不要でしたが、薄手の毛布や厚めの上着があれば安心だったと思います。
最後に触れておきたいのがトイレの環境。他のレビューでも見かけましたが、ここのトイレは水洗式ではなく汲み取り式で、においもあり、虫の死骸も少なくなかったです。清掃がされていないわけではないのですが、どうしても「清潔!」と断言できる空間ではありません。潔癖気味の方や、綺麗なトイレを求める人には少し厳しいかもしれません。とはいえ、自然の中でのキャンプということを考えれば“覚悟のうえ”で行けばなんとかなる範囲です。

無印良品 南乗鞍キャンプ場はどんな人におすすめ?
実際に「無印良品 南乗鞍キャンプ場」の林間サイトでソロキャンプをしてみて、感じたのは「このキャンプ場、かなり人を選ぶかもしれない。でも“ハマる人”にはとことん刺さる」ということです。では、どんな人にこの南乗鞍のキャンプ場がぴったりなのか? 私なりに、リアルな体験を通して感じたことをまとめてみます。
まず、とにかく自然に囲まれて静かに過ごしたい人にはこれ以上ないほどおすすめです。南乗鞍キャンプ場は山の中に位置していて、周囲の視界には人工物がほとんど入りません。聞こえるのは鳥のさえずりと木々のざわめき、そして時折耳元をかすめる虫の羽音だけ。自然の音しか存在しない空間で過ごす時間は、まるで“もう一つの世界”に迷い込んだような非日常感があります。自然が好きな人、とくに山の空気や静寂を味わいたい人にはたまらないキャンプ場です。
また、他のキャンパーの視線を気にせず、自分のペースでゆったり過ごしたい人にとっても理想的な環境です。私が泊まったF-7サイトは、草木に囲まれていて隣のサイトの気配がほとんど感じられない設計になっていました。入り口に車を停めると、サイト内からも出入り口が見えにくくなるため、プライベート感が抜群。ソロキャンパーや、はじめてのキャンプに少し緊張している人でも、人目を気にせずリラックスして楽しめるはずです。
そして、キャンプ初心者にも意外と向いているなと感じたポイントもいくつかありました。たとえば、受付時にはクマ除けの鈴やゴミ袋をしっかり配布してくれるなど、初心者が戸惑いがちな部分に対してサポートがありましたし、スタッフの方もとても丁寧に対応してくれたのが印象的でした。もちろん、トイレが汲み取り式だったり、虫が多かったりと“楽しいことばかり”ではありませんが、それも含めてキャンプという体験をフルで味わうのには最高の場所です。
最後に伝えたいのは、「自然との一体感」を求めている人にとって、このキャンプ場は唯一無二だということ。天候の移り変わりの激しさや、静寂、暗闇、虫の存在まで、すべてが“自然そのもの”で、それを丸ごと受け入れることでしか味わえない深みがここにはあります。他の整備されたキャンプ場では得られない、野性味ある自然体験ができるキャンプ場。それが、私が「無印良品 南乗鞍キャンプ場」をおすすめできる理由です。

まとめ|閉鎖前に行く価値は十分にある
おさらいですが「無印良品 南乗鞍キャンプ場」は、2024年9月28日をもって閉鎖されると公式から発表がありました(閉鎖に関する公式情報はこちら)。このニュースを知ってから、正直なところ、少し切なくなりました。これほど“本物の自然”と向き合えるキャンプ場はなかなかありませんし、今回の体験が最初で最後になるかもしれないと思うと、より一層印象に残るキャンプとなりました。
実際、行ってみて強く感じたのは、「今しか味わえない体験」がそこにあるということ。たしかに、トイレが簡易的だったり、虫が多かったり、街中のキャンプ場のような快適さはありません。でも、それらすべてを含めて、“本当の自然体験”として記憶に残る価値がある場所だと心から思いました。設備の整ったキャンプ場では味わえない“原体験”に近いキャンプがここにはあります。
また、キャンプブログやSNSで記録を残すうえでも、「もうすぐ閉鎖されるキャンプ場での体験」というのは大きなテーマになるはずです。思い出としても価値がありますし、「今行っておかないと、もう二度と行けない」という希少性は、行動するには十分すぎる理由だと思います。
もちろん、万人にとって快適なキャンプ場とは言えません。ですが、自然の厳しさも魅力として受け止められる人にとっては、唯一無二の体験ができるキャンプ場です。これから行こうと思っている方には、ぜひ今のうちに足を運んでみてほしいです。そして、可能であれば記録に残しておくことをおすすめします。閉鎖されてからでは、どれだけ魅力を伝えようとしても“行って体験する”ことはもうできないのですから。
※写真は許可を得て撮影、投稿しています。


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